大阪トラベルクリニックは2006年から海外渡航ワクチン接種・海外渡航健康診断・帰国時健康診断を行っています。

水痘

症状

2週間程度の潜伏期間を経て、発熱と全身倦怠感を伴う発疹が最初の症状です。発疹は全身性でかゆみを伴い、頭皮、次いで体幹・四肢に出現しますが、体幹が最も多くなります。 発疹は紅斑から始まり2~3日のうちに水泡、膿泡、痂皮と進行しますが3日くらいで新たな発疹ができます。古い発疹と新たな発疹の混在するのが特徴です。

予防・対策

人から人への感染になるので、予防は感染源の人との接触を避けることが重要です。周囲に感染者が出た場合は、3~5日以内（72時間~120時間）に予防接種を受けることで感染を防ぐ、もしくは症状を軽くできるとされています。あらかじめ予防接種を受けることで罹患率を減らす、または感染した場合でも軽い症状に抑えることができるというような効果が期待できます。
妊娠中に感染すると肺炎や肝炎を合併し、重症化する傾向があり注意が必要です。また、胎盤を通じて胎児に感染し、先天性水痘症候群、周産期水痘などを起こすことがあるので注意が必要です。